「プラダ(PRADA)」が、米国の宇宙開発企業「アクシオム?スペース(Axiom Space)」と共同開発を進めている次世代宇宙服「アクシオム船外活動ユニット(AxEMU)」の内部に着用するためにデザインしたインナーレイヤー「液体冷却換気下着(LCVG:Liquid Cooling and Ventilation Garment)」を公開した。NASAによる「アルテミスIV(Artemis IV)」ミッションの月面活動時において、宇宙飛行士が身につけるインナーになるという。
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両社は2024年10月に、AxEMUのアウターレイヤー(外層)を公開。今回は、最外層の保護シェルから、宇宙飛行士の身体に最も近く、温度調節や快適性、信頼性が極めて重要となるレイヤーへと焦点を移して開発を進めた。
共同開発にあたり、プラダが培ってきたエンジニアド?ニット技術や先進的な3Dモデリング技術を投入。これにより、最長8時間に及ぶ船外活動中も、高い冷却?換気機能を維持しながら、着用時の快適性を飛躍的に向上させたという。
機能面では、宇宙飛行士が船外活動時に発する多大な代謝熱を管理するため、身体の主要な筋肉群に配置されたチューブのネットワークを通じて冷水を循環させる仕組みを採用。吸収した熱は宇宙服の生命維持システム経由で宇宙空間へと排出される。従来の冷却下着とは異なり、完全に二重化された冷却回路を備えているため、メインの回路が故障した場合でもバックアップ?システムが機能する安全設計となっている。換気機能も兼ね備えており、独立したチューブが宇宙飛行士の顔面に新鮮な酸素を供給し、吐き出された二酸化炭素を絶えず洗い流す構造となっている。
プラダ?グループのチーフ?マーケティング?オフィサー兼サステナビリティ責任者であるロレンツォ?ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「人類の月面帰還を前に、アクシオム?スペースの先駆的な専門知識と、デザイン、パターン製作、先進素材におけるプラダのノウハウという独自の融合から生まれた新たな成果を発表できることを誇りに思います」とコメント。アクシオム?スペースのCEO兼プレジデントであるジョナサン?サーテイン(Jonathan Cirtain)博士は、「航空宇宙工学の最高峰と、ラグジュアリーな職人技および先進的な製品開発を融合させることで、どちらか一社では単独で生み出すことのできなかったウェアを開発しました」とコメントを発表している。
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Image by: PRADA

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