
Image by: FASHIONSNAP

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舟山瑛美が手掛ける「フェティコ(FETICO)」が、2027年春夏コレクションをランウェイショー形式で発表した。会場は、東京?新宿の淀橋教会。美しい曲線を描くアーチ状の天井と三角形の窓から自然光が差し込み、真っ白なフロアが敷かれた空間を、モデルたちが静かに凛とした佇まいで行き交った。
今シーズンのテーマは、“掴みどころのない美の探求”を意味する「A Study of Enigmatic Beauty」。フランスの写真家 サラ?ムーン(Sarah Moon)の作品の世界観から着想を得て、霧のように曖昧な輪郭や、時間の経過によって褪せた色調、余韻のある残像など、見る人の想像を掻き立てる美しさや余白から滲む官能性と儚さをコレクションに反映した。
ミューズとなったのは、1970年代から活躍するフランスの俳優 ドミニク?サンダ(Dominique Sanda)。凛とした強さと女性らしい柔らかさを併せ持ち、媚びることのないエレガンスを体現する姿が、舟山が思い描く「成熟した女性像」と重なったという。
コレクションには、サラ?ムーンの作品が持つ世界観と呼応する、アンティークガラスやレースカーテン、古い壁紙、刺繍布といった“時間の痕跡”を感じる装飾やモチーフを多用。繊細に肌やインナーが透けるシアー素材やリバーレースを用いたドレスやトップスのほか、ウエストに花のシルエットを象ったカットアウトを大胆にあしらったジャケットやコート、レザービスチェなどが登場。“隠すことと見せること”や“強さと繊細さ”といった相反する要素を取り入れながら、大人の女性の多面的な美しさを表現した。
カラーパレットは、ブラックやブラウン、チャコールグレーなどのシックな色味を基調に、ヌードピンクやライラック、モーヴといったニュアンスカラーをプラス。ダークカラーのシアー素材を多用することで、ギャザーやドレープ、レイヤードによる陰影が、色彩に奥行きと深みを与えた。
そのほか、フレームバックルをあしらったショルダーバッグ「THE FRAME」や、花のカットアウトを施したレースニットバッグなど、新作バッグも登場。足元は、ウェアやバッグとのリンクを感じる有機的なカットアウトをサイドに施した、キトゥンヒールが特徴の細身のスクエアトゥパンプスが彩った。舟山が好む胡蝶蘭のモチーフは、ウェアのほかネックレスとブローチにも落とし込まれ、ルックのアクセントとして静かな存在感を放った。
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ABOUT THE BRAND
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デザイナーの舟山瑛美が、2020年に設立したウィメンズブランド。身体のラインを美しく強調するボディコンシャスな服は、性的にならないように意識しながら、女性の色気と柔らかさ、強さを品よく引き出してくれる。またすべて国内生産にこだわりコレクションを展開している。

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1986年茨城県生まれ。高校卒業後に渡英。帰国後、エスモードジャポン東京校に入学。卒業後にDCブランドや衣装デザイン、大手セレクトショップで経験を積み、「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」のウィメンズデザインを担当。2020年3月にパタンナー高濱温子と共に「フェティコ(FETICO)」を立ち上げる。

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